2020年09月19日

今のうちに用心・・

先週はお休みしました。失礼しました。



果実の盗難は以前から農家を悩ませてきました。


聞いた話では、さくらんぼ農家はビニールハウスの入り口にあえて施錠をしないそうです。ビニールですからその気になれば簡単に破いて入ることができます。どうせ盗まれるならハウスの損害は避けたいということです。悲しすぎますね。


今年は盗難のニュースを例年以上に耳にします。高級果実の代名詞となったシャインマスカットをはじめ、栃木県では梨が3.6tも盗まれたとか。

出来心で数個奪っていくならまだしも販売目的で大量に強奪するのは許せんことです。


スーパーでも本屋でも万引きの被害は大きいそうですが、仕入れ販売ならまだお金のことだけですが、自ら何か月も手をかけてきたものが、いよいよ収穫という時期に奪われる悔しさは想像できます。被害農家が言っていた「はらわたが煮えくり返るような思い」というのは大げさではないでしょう。


私たちの地域では大規模な窃盗はまだありませんが、狙われるのは時間の問題です。


今の内に効果的な防犯策を・・・


センサーライトやアラームでビビッて逃げて行ってくれるなら話は早いのですが、本気で来る相手には無意味でしょう。


某農業資材店で実演されていたのは、センサーで不審者を感知すると、アラーム音が鳴り、「不審者を感知しました!セキュリティーセンターに通報します!」とか叫んでくれるものですが、通報がウソだってのは・・・バレますよね。


生産者が交代で夜に見回りをするという取り組みは各地でやっているそうですが、21時、22時に見回ったところでそんな時間に窃盗犯が来るはずはありません。深夜2時、3時ですよね、きっと。


そうなると自分たちでは難しいから、専門のガードマンをみんなで雇って・・というのも一案かも。


防犯カメラで録画しても犯人が追跡できるかは疑問。


センサーで感知してそれを通知してくれるのがもっとも良いのですが、今のところそういうシステムは一般販売されていないようです。スマホみたいのとセンサーを組み合わせて、感知したらこっちのスマホに通知する・・というのは技術的にはそれほど難しくはないはずですが・・誰か開発してくれないかな?

posted by 農天気 at 22:01| Comment(0) | よもやま話

2020年09月05日

難敵を知る

今季、桃の穿孔細菌病が多発したことは以前にも書きました。


農協では荷受け区分に特別に「穿孔細菌病害果」を設けて対応しました。


園地によって大きく違いますが、多発園地では収穫物の4〜5割くらいが穿孔被害を受けていた印象です。


穿孔病害果の単価がいくらなのかはまだ不明。当然、高くはないでしょうから、桃生産者の大幅な減収は避けられないところです。


さて、この病害をあらためて調べてみたところ、今年の対応の間違いも発見しました。


春型病斑(スプリングキャンカー)は「落花期までに切り取る」べきだそうですが、私たちが対応したのは落花後でした。剪定時から先端が枯れている枝は多く見られましたが、それまで観察したことのある穿孔病斑とは少し違って見えたので、「もう少し様子をみよう」と放置を決め込んだのがよくなかったのかもしれません。


今となっては「いつもと違った」のは、「いつもより重症だった」からですが、当時は認識が甘く、危機感がなかった。まさに無知は罪。


これから秋の感染時期となり、気温が下がると細菌の活動が活発になります。

今年は残暑が長くまだ涼しくなっていないので、感染拡大は遅くなりそうです。まだ収穫物が残っていて消毒ができないので、気温が高いことを幸いに、今回の台風で広がらないことを願っています。


7月に降雨が続いたし、今年も状況はよくなかったので、引き続き要警戒です。


来年も同じ状況が続くようなら、多発地域での桃栽培から撤退することも考えなくてはいけません。すでに風当たりの弱い畑のりんごを桃に改植する計画が進行中。


posted by 農天気 at 19:00| Comment(0) | よもやま話

2020年08月29日

石灰窒素その2

先日、主に名月が石灰窒素肥料の薬害で悲惨な状態になった、ということを書きました。


その後、販売会社にメールで問い合わせました。


どうせまともな回答は返ってこないだろうと期待もせずにいたら、翌日ちゃんと電話が来ました。

状況を詳しく聞いてから、メーカーに問い合わせるので少し待ってほしいということでした。


その翌日にはメーカーの回答を持ってまた電話あり。

なかなか早い反応。やはりクレーム対応はこれでないと。


果樹への使用方法は基本「発芽前」で、私が散布したのは発芽後だったので、それがいけなかったのではないかとの結論。

ただ、薬害についてホームページ等で充分な情報提供がなかったことを謝って、改善を約束してくれました。


たしかに推奨された使用方法ではなかったので、損害賠償もムリでしょうから、誠意ある回答があったということで、ひとまず手打ちにしました。


来春の生育には影響はないということなので、今はそれを信じるしかありません。

posted by 農天気 at 21:20| Comment(0) | よもやま話