2021年04月17日

ニューカマー!

blog210417.jpg


耕運機導入しました!
耕運機という呼び方は曖昧で、アタッチメントを取り換えてさまざまに応用できるタイプは管理機と呼ばれることもあります。でも管理機は、駆動するタイヤを持たない小型のロータリー(回転刃)の付いた機械も指すので、誤解される可能性もあります。

「耕運」とは耕すこと、「管理」は除草や畝立てなども含めた呼び方と思われます。耕運=除草なので、耕運機はすべからく管理機とも呼べそうですが、耕運に特化したタイプはやはり管理機とは呼ばないようです。

これまでは小型の管理機で菜園の管理をしていましたが、りんごの苗木育成圃場や新植園地の耕起、取り木台木の母株の土寄せ等の作業が増えたので、導入に踏み切りました。27万5000円。高い!!

そこそこ状態のいい中古が18万円で出ていたのですが、新車をチョイスした理由はそのアタッチメント。
画像の赤い刃は通常のロータリーではなくて、「らせんロータリー」という土を飛ばすためのアイテムです。
排水不良の畑にりんごを密植するときは、根腐れ防止のために盛り土して苗を植えています。そのときに活躍します。

この「らせん」。新品で買うとこれだけで4、5万円する代物だとか。
購入した店ではたまたまこのらせんの中古があり、耕運機を購入するならオプションとしてそれを付けてくれると言うのです。
中古18万でもアタッチメントを別に購入したら23万円。しかもこのらせんロータリーは受注生産らしいので、注文してもすぐに来るかはわからないそう。

それならば新車で・・と考えました。

就農後しばらくは農機は中古主義でしたが、買い替えて現在使用しているスピードスプレヤー、乗用草刈機、チェーンソー、軽トラは全て新品購入。中古で買い替えたのは刈払い機だけです。

資金に余裕があるわけではないのですが、農機は故障が多く、中古だと当然リスクは高まります。突然の故障や始動不良、その修理にかかる時間や費用を考えると、新品の方が結局は得だと考えるようになりました。
もうひとつのネックは、中古で購入するとその機械のマックスの性能が分からないということです。不調なのか、本来の性能でそのパフォーマンスなのかがわからないのです。

ちなみにこの「らせんロータリー」。以前はもっと安価だったそうですが、近年は値上がり。ナゼかというと、この刃を絶妙な角度で捻じ曲げるのは難しい技術だそうで、それができる職人が減ってしまったからだそうです。
このご時世でも、替えのきかない職人技というのはまだまだありそうです。



posted by 農天気 at 20:00| Comment(0) | よもやま話

2021年04月10日

どこにでもある話なんだろうけど

信濃毎日新聞に「メビウスの輪」という国内の外国人労働者を特集した骨太記事が連載されていることを前に書きました。結構な長期連載になっています。

最近ではベトナムからの技能実習生、または特定技能資格者について書かれています。


労働者を送りだす国には「送りだし機関」があって、日本にはそれを受け入れる「受け入れ企業・機関」があり、また「支援機関」もあります。問題とされているのは、送りだし機関が、受け入れ企業や支援機関に対して行う「接待」や「キックバック」。そしてその原資が、日本で働きたいと願う希望者から不当に多く受け取ったお金だということです。


送りだし機関は、労働者を受け入れてくれた企業の社員を接待したり、現金を渡したりして、一人でも多く自分たちのところから人を送り込もうとします。支援機関から求人をもらった場合もキックバックを渡すところがあります。全てではありませんが、慣例としてまかり通っているそうです。受け入れ側も、「雇ってやっている」という意識があり、露骨にそういうものを要求するケースもあります。


送りだされる人たちは送りだし機関に30万円〜70万円くらいのお金を払っているのですが、本来定められた金額よりもだいぶ多くて、それがキックバックや、本来受け入れ企業が払うべき渡航費、送りだし機関の必要以上の利益にまわされているそうです。


先日、私のところにもFAXが届きました。「ベトナムの人材を利用しませんか」という内容です。簡単な紹介に加えてQRコードが添えられていて、それをスキャンすると、動画が流れて、紹介されている人たちが一生懸命日本語で自己PRしています。うちには通年で人を雇う力はないのでスルーですが、それ以前に、これを送ってきた機関(日本の支援機関)が、上記したような「ゆがんだビジネス」に手を染めていないか気になってしまいました。



posted by 農天気 at 19:00| Comment(0) | よもやま話

2021年04月03日

目指すところは正しいのか

「緑の食料システム戦略」では国内農地の有機農業の比率を2050年までに25%にすると言っています。


前年にEUが2030年までに同様に有機農業を25%にすると打ち出しているので、まんまその後追いというのがお粗末です。CO2削減目標もそうですが、本気で実現する気があるのか疑問です。



「緑の」では生産性の向上も掲げています。有機農業は一般に労力が通常の栽培よりかかります。そのうえで生産性を上げるには高値販売が前提です。しかし皆さんご存じのとおり、消費者の大多数は「低価格指向」です。「こだわりの有機農産物」に高くてもお金を出す人も一定数いますが、それが消費者の「1/4」以上になるとはちょっと考えにくいです。


環境負荷の低減を目指すなら、農薬や化学肥料を減らすことをまず考えるより、同じ量を使用して生産量と品質を確実に高めることを目指すべきです。農薬や化学肥料の使用量が同じでも、生産効率が倍になれば、環境負荷や資源の消費量は半分になるのですから。その方が目指す技術も明確だし、生産者のやる気も高まると思います。


posted by 農天気 at 20:00| Comment(0) | よもやま話