久しぶりに大河ドラマを観ています。
「いだてん」です。
日本のスポーツの発展に尽力した嘉納治五郎先生の情熱に感銘を受けっぱなしです。
素朴なキャラの主人公を演じる中村勘九郎さんもよいですね〜
応接室で「まあ座りなさい」と言われても
「はい!」
と答えたきりで決して座ろうとしない朴訥さ・・・
いいですなぁ。
なぜ「いだてん」の話をしているかというと、「地下足袋」について書くからです。
そう、主人公金栗四三(しそう)君が走るときに履いている地下足袋。
これ見て親近感を覚えてしまったわけです。
私も農作業で履いています。
雨の日や、朝露で地面が濡れているときはもちろん長靴ですが、
乾いているなら足袋です。
周りを見ると、やはりスニーカーが圧倒的ですね。
他に何履くんだ?って感じですけど。まさか革靴では作業しないだろうし。
でも、スニーカーって農作業で使うとけっこうすぐ破れるんです。
平らなとこ歩いて脚立乗っているだけならともかく、傾斜で草刈りなんかやったらあっという間です。
そこそこのスニーカーなら丈夫なのかもしれないけど、農作業に7000〜10000円
もするようなスニーカーは履けませんよね〜。
それに果樹栽培は大抵、草生栽培(地面を耕さず、草を生やした状態で管理する)なのでよいですが、ちょっと土が見えているところ歩くと、どんどん土が靴に入ってきます。足首というかくるぶしのところから。
野菜作りではなおさら、耕した土の上ですから、あっという間に靴下が真っ黒です。長靴を履いても上から土が入ってくるし、スパッツは夏は暑くて使えません。
というわけで地下足袋。
何がきっかけで足袋を使い始めたか忘れましたが、もはや手放せません。足にフィットするし砂も入りにくい。舗装された道路では足裏が痛いですが、畑の中なら問題なしです。
柔軟性があるので、斜面で踏ん張ってもスニーカーより壊れづらいし、脚立の乗り降りんも楽です。そもそもとび職の人たちが足袋を履いているのも高所での作業がしやすいからですよね。
私が足袋を履いているのを見て、多くの人が興味を示してくれますが、お勧めしても、実際に「足袋派」になったひとはいまのところゼロです(T_T)
やはりファッション性の問題なんでしょうか・・
ヨーロッパでは少し前に足袋が流行ったみたいなんですけどね。
流行ったといっても、極端に前衛的な恰好が許されるファッションショーの中だけなのかも知れませんが。
ちなみに私が愛用しているのはくるぶし上くらいまでの短いものです。
そしてつま先部分がゴムになっていないのがポイント。
つま先ゴムだと、夏、熱い!
この「短くてつま先がゴムでない」足袋がなかなかないのです。
以前、ワークマンで見つけたことがあったのですが、今は見当たりません。
なので、ネットで買っています。
丸五の快足5枚というやつがお気に入りです。
モノタロウやAmazonで扱っています。ここで売られなくなったらどうしよう・・
と心配するくらいご愛用です。
話戻りますけど、足袋で舗装道路の上を長距離走るのは、足を痛めること請け合いなのでおすすめしません。
クッション性がないんだもの。