2019年03月09日

単管パイプの謎

単管パイプ」と私たちが呼んでいるもの。あの銀色で筒状になっているパイプですね。


建築現場の足場として使われるのが本来の用途のようですが、その丈夫さと、クランプで容易に接続できる利便性のため、小屋の骨組みなど、いろんな用途に利用されています。


鋼管」と呼ばれることもあって、違いがあるのかと思っていましたが、どうやら鋼管の中でも48.6mmの規格のものを単管パイプと呼ぶようです。


うちでも、りんごのトレリス(一定間隔の支柱に鋼線を張って、その間に並んだりんごの樹を支える施設)づくりに使っています。


ホームセンターに行けばいろんな長さの単管が大量に並んでいます。


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トレリス設置を業者に頼むと、こういった「ホームセンター仕様」の単管とは異なる種類の単管が主に使われます。


ホームセンター仕様(別にホームセンター用に作られているわけではないでしょうが)は1.8mm、プロ用(別にプロ用でもないと思いますが)が2.4mm厚です。


blog190308-2.jpgblog190308-3.jpg


当然厚い方が丈夫だと考えます。値段も高いですから(約5割増し)。


ですが、これ実は薄いホームセンター仕様(仮称ですよ仮称)の方が強い!という噂を聞きました。


そもそも材質が違うので、薄い=弱い わけではないそうです。


1.8mmの方が高張力炭素鋼鋼管2.4mmの方が一般炭素鋼鋼管


「一般」に対して「高張力」ですから、いかにもこちらが強そうだ。


メーカーの努力によって、軽くても強い素材が開発されたようです。


ことの真相を確かめるためにメーカーに問い合わせてみました。


実際、1.8mmの方が座屈強度(長手方向からの力、つまり横にした場合、左右の端から押したときの強度)は弱いものの、許容荷重(横にした場合、上から乗った時の強さ)は大きいそうです。

(偉そうに専門用語を解説していますが、今回問い合わせるまでそんな言葉は知らなかった)


「だったら安い方がいいじゃーん」


と思うのですが、


1.8mmはプレジングのみ2.4mmは溶融亜鉛めっき(いわゆるどぶ付けメッキ)なので、サビや腐食には2.4mmの方が強いということです。


プレジングとは鋼管の材料になる板をメッキ処理してからパイプにしたもの。それをどぶ付けしたものが溶融亜鉛めっきということだそうです。


足場に使うなら常設ではないのでよいかもしれませんが、りんごのトレリスの場合、ずっと雨風日光に晒されているうえ、一部は土に刺さっているので、腐食しやすい。しかも30年くらいはもってもらわないと困るものなので、やはりここは2.4mmを使うべきなのでしょうか・・




posted by 農天気 at 22:01| Comment(0) | よもやま話
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