2019年04月20日

凍霜害と戦う

果樹の花にとって、凍霜害、つまり寒さによるダメージは脅威です。


桃はまだ強いのですが、りんごはしばしば問題になります。


寒さによって、雌しべが傷つくと、結実しなかったり、たとえ実が生っても、形がいびつになります。


私、一昨年まで勘違いしていて、花が咲いている時期だけ用心すればよいのかと思っていましたが(そう思っている人は多い)、りんごの芽は発芽時点からリスクにさらされているそうです


たしかに開花時期に近づくほど耐寒限度の温度は高くなっていきますが、満開期の安全限界温度(これ以下の温度に1時間以上さらされたときに何らかの障害が発生する温度)は約−1.5℃。


対して発芽期は約−2.1℃。それほど違いはありません。発芽時期は4月の上旬くらい、満開期は4月の下旬から5月上旬であることを考えると、むしろ開花前の方が限界温度をくらう可能性は高いと言えます


霜の被害を防ぐために、燃焼資材の利用(早朝、園内で何かを燃やすことで気温の上昇を促す)が勧められますが、危険にさらされている期間が3週間以上では、その間、何度緊急出動しなくてはならないのか・・あまり現実的ではありません。


防霜ファン(風を送って園内の空気をかき混ぜることで霜を防ぐ)を設置してある園地はともかく、そうでなければ、別の方法で花をガードしてあげなければいけません。


うちでは今春、霜の害をうけやすい園地では、散布することで花のまわりに膜を作り、耐寒性を高める資材を使ってみようと考えています。

posted by 農天気 at 20:40| Comment(0) | よもやま話
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