2019年05月04日

花粉採取は時間がかかります

思わぬ寒の戻りで桃の開花が昨年より数日遅れました。

(昨年が早すぎたのですが)


花粉を持たない川中島白桃は人工授粉を行います。


その花粉は、花粉を持つ品種(川白以外のほとんど)の蕾から採取します。





蕾を採ってから開葯(葯から花粉を取り出す)完了まで一日半かかるので、慌てて採ります。


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このくらいの開花直前の蕾がベストですが、これを狙っていたらナンボも採れません。




川中島白桃は白鳳やあかつきより開花がやや遅いので(と言っても12日)、少し時間差はありますが、気温が高く推移すれば差はほとんどなくなるので、焦ってしまうのです。


ぷっくり膨らんだ蕾を採るのですが、早めに採るということは、蕾の中でも先に大きくなったものをゲットするということです。早く咲いた花ほど良い花で、実も大きくなる傾向があるので、これはあまりよくない・・




ということで、来年からは、その年の授粉は前年の貯蔵花粉で行い、花がある程度咲いた時点でその時採り頃の蕾を採って翌年に回すことにしました。


blog190503-3.jpg

りんごコンテナ2割くらいで


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葯はこのくらい。ここから花粉だけ取り出すと、ホントちょびっと・・・


私はもともと「貯蔵花粉」(農協が−30℃の冷凍庫で翌春まで保存しておいた花粉)というものに懐疑的でした。


「いくら冷凍でも、一年置いといた花粉があんた、まともな仕事するわけないでしょ」


と決めつけていたので、貯蔵花粉に頼ることはしなかったのですが、


ある年、たまたま人から貯蔵花粉を譲ってもらう機会があり、それを使って授粉してみたら、はっきりと効果が表れたのです(これはりんごの話ですが)。


「貯蔵花粉けっこうやるじゃん!」


と方針転換。蕾は慌てて採らずに、効率優先で行うことにいたしました。


blog190503.jpg

このくらいであれば、咲いているのは残して、他の蕾は全て採ることができます。

楽チン!



posted by 農天気 at 21:37| Comment(0) | よもやま話
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