2019年11月02日

恐怖の大王襲来

カメムシ


家の中に出没すればそれはそれで恐怖の存在ですが、


果樹園の中ではそれこそ防除困難な大敵。


今年は桃・りんごとも多発生。

特に栽培期間の長いりんごは樹によっては目を覆うような有様。

といってもすべての畑ではなく、林に囲まれたいわくつきの畑が顕著。


例年、カメ害は多いのですが、今回は参った。


ネオニコチノイド系殺虫剤を昨年から使用していないことは以前に書きましたが、ネオニコはカメムシにもっとも効果が高い薬剤。同じく比較的効果のある合成ピレストロイド系殺虫剤は散布しましたが、ネオニコを抜いた分、効果が薄かった感は否めません。


ただ、最大の敗因は、私の考えの甘さでした。


カメムシは農薬による防除が困難な害虫と言われています。

なぜかと云えば、果樹園内に住んでいるのではなく、周辺の樹々から飛来してくるからです。

農薬抵抗性が低い幼虫期に叩くことが難しいし、散布中に逃げてしまうこともあります。


「どうせ薬剤散布の効果が少ないなら、ある程度の被害は覚悟しよう」

と考えたのがまずかった。


園外から飛来して、少し加害しては帰っていく・・という「日帰り」型だと勝手に考えていましたが、実際は一度飛んで来たらしばらく滞在するし、卵も産みます。


観察して、来襲を察知したら効果的な殺虫剤で叩く、という対処でも相当被害は減らせたと思います。

また、カメムシは「集合フェロモン」と呼ばれる物質を発散して仲間を呼び寄せるため、防除の怠慢が加速度的に被害を増大させてしまいます。


安易に方針を決めつけるのではなく、取りうる最善の対策をしつこく模索するべきなのに、いつもそれができません。


行政の防災担当とか、自分には到底務まらなそうです。

posted by 農天気 at 19:16| Comment(0) | よもやま話
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