2020年01月10日

罪の意識について

日米貿易協定の締結による関税引き下げで、大手スーパーでアメリカ産牛肉の値下げが相次いでいるというネットニュースをチラ見したんです。大抵こういうニュースでは「国内畜産農家の受ける打撃」がどのくらいかというのが、セットで語られますね。


国民を小馬鹿にして本音を伝えない現政権が、日本農業をどうしようと考えているのかわかりませんし、正直勉強不足でついていけていません。


ただ、私はよく言われるように「国産の方が輸入品より安心・安全(この言葉大嫌いです)」とは単純には思っていません。


日本農業の現状ってけっこう酷いものがあるみたいです。

こういうと、「農薬の使い過ぎ」って話に持っていきたがる人も多いと思いますが、農薬についてはひとまず置いておいて、家畜の飼育についてです。


集中家畜飼養と呼ばれる、狭いスペースに家畜を押し込め、運動もできない劣悪な環境で育て、当然出る病気を薬で抑えて、という飼育方式は日本でも多いみたいです。


こういう方式はほとんどアメリカからの輸入でしょうから、アメリカ産の方がいい!なんていうつもりはもちろんありません。


「肉食文化」というもの自体についてもう少し考えたいなと思っています。


日本で有難がられる「霜降り牛」が栄養の偏った人工飼料を大量に与えられたメタボな牛で、それゆえに病気になったり酷い時は失明したりする・・なんて話はほんの一部で、いろんな惨状を聞きかじるにつれ、ほんとベジタリアンになろうかとちょっと思ったりするくらいです。動物性たんぱく質が不足するのが怖いのでなりませんが。


最近「ギルトフリー」なる言葉を知りました(流行にうとくて、もはやこれが早いのか遅いのかもわかりません)。

「食べても罪の意識を感じにくいもの」っていうことです。


最初これを聞いたとき、上記のような非倫理的な飼育方法で作られた肉などの話かと思っていたら、「糖質の少ないスイーツ」とかだって。

そっち?!」って感じです。


ギルトフリーの定義は幅広いのですが、日本では主にスイーツ関係で使われることが多いらしく、やっぱりというか、がっかりです。


私は畜産には素人ですので、実際の現場は知りませんし、畜産業を営んでいる方たちにはそれぞれの事情も言い分もあるはずだからうかつなことは言えませんが、日本の消費者は概して能天気に過ぎるような気がします。


posted by 農天気 at 22:13| Comment(0) | よもやま話
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: