2020年01月25日

減農薬が一番安全?

「無農薬栽培の野菜などは農薬を使って育てた野菜より危険なことがある」


というのは少し農薬について学んだことのある人なら聞いたことがあると思います。


その理由は、無農薬栽培でしばしば使われる防除資材、例えば木酢液などの安全性がしっかり確認されていないことや、害虫の攻撃を受けた野菜が対抗するために作り出す有害物質(ファイトケミカルなどと呼ばれる)が人体にも有害であることなどがあります。


ある人が、これを念頭においてか、


「無農薬や慣行栽培より、減農薬栽培が一番安全」


と言ってましたが、私は「?」でした。


農薬の残留基準はADIによって定められています。

ADIとは一日摂取許容量のことで、一日にこれだけの量を摂取しても大丈夫ですよ、という数字です。

実際に食品の残留農薬量を検査してみると、残留量はADIの0.1〜2%程度だそうです。


「一日にこれだけ食べても平気」という量の1%が、0.5%や0.1%に仮に減ったところでそれほど違いがあるでしょうか。


私は減農薬の意義というのは、消費段階での安全性ではなく、散布場所の環境負荷にのみあると考えています。

posted by 農天気 at 19:34| Comment(0) | よもやま話
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: