2019年度4月〜12月の熊の捕獲頭数、全国で5667頭(信濃毎日新聞2020.2.18)。
私はけっこう多いな!と思いますけど、みなさんいかがでしょうか。
ちなみに過去最高を更新中です。
捕獲された熊のほとんどは殺処分されますが、一部は「学習放獣」つまり捕獲した熊に唐辛子をスプレーしたりして、「人間怖い!嫌だ!」と思い込ませてから野に返しています。
平成30年度のシカとイノシシの捕獲頭数は・・・
シカ 561000頭
イノシシ 602200頭
度肝抜かれませんか?
ホントかよ!?って自分は思ってしまいますが。
そうなんです。
猟師さん、被害を受けている農家のみなさん、かなり頑張っているんです。
2種合わせて116万頭ですからね。
この前、豚コレラで中国の豚500万頭殺処分って書きましたが、こちらもミリオン超えです。
このくらい駆除しても農作物被害は一向に減らないんです。
「駆除だけに頼る対策は限界」、ってこの前呼んだ本に書いてありました。
『農作物を守る鳥獣害対策』江口祐輔
まんまのタイトルなので、学者さんの書いたつまらない本だと思っていたら、さにあらず。
世の中に蔓延する鳥獣害対策の勘違いを鋭く指摘したなかなか痛快でタメになる本でした。
この本の内容について次回少し紹介します。
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