町の図書室で「現代農業」が借りられるようになったので、久しぶりに読んでみました。
6月号は除草剤特集です。知らなかったんですけど、「酢」を使った除草剤ってあるんですね。
酢に殺菌作用があるっていうのは昔から有名で、家庭菜園ではウチも使ったことがあります。木酢や酒と混ぜて散布すると、うどんこ病はちゃんと抑えました。
最近、除草にも使えることが知られてきて、ちゃんと除草剤として市販されているみたいです。
他の除草剤のように複雑なメカニズムではなくて、ただ酢の持つ刺激で枯れる(薬害のようなもの)ようです。
家庭の食酢でも代用できるのか書いていませんが、試してみるのもおもしろいかも。
しかし、「除草剤は草を枯らすから怖い」とか、「ドリフト(飛散)した殺菌剤がかかっただけでも野菜に病気が出ないなんて逆に怖い」なんて言うのに、酢なら草が枯れても安心、てなんだか釈然としません。ラベルを隠して散布して、一晩で草が枯れたらきっと怖いですよ。
ちなみに「現代農業」。
紹介されている農家の編み出した小技の数々は根拠不詳のものが多くて、あまり当てになりません。
それに全ての品目をカバーしているので、例えば桃やりんごに関する記事は全体から見るとらほんのわずかだったりして、コスパが良いとは言えない。
読み物としてはけっこうおもしろいんですけど。
私は1年に一度くらい「ルーラルネット」というウェブサービスを利用して、現代農業の記事をまとめて漁っています。
データベースの中からページいくらで見たい記事を引っ張り出せるサービスです。
ページ単価は当然書籍より断然高いですが、必要な情報だけに絞れるので、結局コスパは良くなると思います。
でも図書室で拾い読みすれば、これもいらなくなるかな・・?
出版社は泣きますね。
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