2019年10月18日

鳥の味覚はどうなってる?

人は言う。


「鳥は旨いりんごを知っている・・」

「鳥は熟したりんごから狙って食べに来る・・」

「おいしいりんごはガッツリ食べるが、不味いりんごは少しだけ突っついて次へ行ってしまう・・」


私は思う。


「おとぎ話か!?」


ミミズや羽虫食ってる連中と人間の味覚が同じなワケはないと思うのは私だけ?


熟したりんごは赤くて目立つから喰われるんじゃないの?

先に熟す高い枝のりんごは鳥にとって攻撃しやすいから先に喰われるのでは?


そんな疑問をずっと抱えていましたが、先日、ある新聞記事に目が留まりました。


「動物の味覚の研究も飛躍的に進展した」とあります。


味を感じるセンサーである味覚受容体の遺伝子が解明されたことにより、しゃべらない動物の味覚についてある程度分かるようになってきたそうです。


ネコが甘いものに興味を示さないのはネコが甘みを感じないから。ネコ科の動物はゲノム上の甘味受容体の遺伝子が変異していて働いていないこと分かった、とあります。


ムクドリやモズ、ヒヨドリ、カラスなど、りんごを食害する鳥たちについての研究成果はありませんが、彼らの同族であるニワトリは苦味受容体を3種類しか持たず(人間は25種類)、甘味受容体は持たない


おなじく鳥の仲間のペンギンは甘味・苦味・うま味を感じる遺伝子がないので、酸味と塩味しか感じない可能性がある。

たしかにペンギンは魚を丸呑みしている・・味わっているようには到底見えません。


やっぱり鳥たちにはりんごの美味しさはわからないんだよ!


同じく、虫食いの野菜を「虫が食べるほどおいしい野菜」などという強弁も、人と虫を両方バカにしているように聞こえます。


「蓼食う虫も好き好き」というくらい、虫の食の好みも種によって違う。


まして人にとって美味しいから、鳥や虫にとっても美味しい・・という理屈は、むしろ恐ろしく人間様中心的な、人間以外の生物に対して著しく敬意を欠いた考え方なのではないかと思います。

posted by 農天気 at 20:55| Comment(0) | よもやま話

2019年10月12日

「土俵の鬼」の生家は悲劇のリンゴ農家

今朝(10月12日)の信濃毎日新聞のコラム『斜面』に、室戸台風のエピソードがありました。

その名の通り高知の室戸岬から上陸した台風は本州を縦断して東北へ抜け、青森のりんごも甚大な被害を受けました。


「土俵の鬼」初代若乃花の一家はりんご10ヘクタールを栽培する豪農だったそうですが、りんごは一夜で全滅、一家は破産。北海道へ渡りました。少年花田勝治は家族を助けたい一心で力仕事をこなし、それが大相撲での活躍を支えた足腰を作り上げた・・・


聞いている分には美談ですが、実際自分が同じ目にあったら何ができるだろう・・と考えずにはいられません。

営農規模が大きいほど失敗したときの損失も当然大きい。うちは豪農というには遠い小規模農家なので、そこまでのリスクは背負っていませんけども。


台風の影響でワールドカップラグビーの試合の中止が決まり、準決勝進出を逃したイタリアが「台風の時期だというのはわかっていた。プランBを用意するべきだった。」と不満をぶつけたそうですが、農家の人生にも「プランB」が必要な時代なのでしょうか。



posted by 農天気 at 10:15| Comment(0) | よもやま話

2019年09月28日

to buy or not to buy?

わが町、飯綱では農業機械をレンタルしています。


主に新規就農者向けにスピードスプレヤーと乗用草刈り機を購入し、民間農業経営体に委託して貸し出しています。


地方創生なんたら交付金という単発の補助金を使った事業なので、たぶん壊れたら「次」はないのではないかと想定しています。


さて、私はもう新規就農者を名乗るのははばかられる立場ですが、ちゃっかり利用しています。ほぼ草刈り機で、SSは一度だけ。

だって、利用者があまりいないので、私が使わなければ宝の持ち腐れですから。


レンタル料は草刈り機の場合、半日1,000円、一日2,000円。

安いですね。


全ての畑を回るのに丸一日かかるとして、それを年8回やると16,000円。

うちの場合もう少し使うので約20,000円。燃料はもちろん自分持ちですが、その他のメンテナンス(オイル交換・刃の交換・修理などなど)はすべて受託している経営体がやってくれます。


一方、この乗用草刈り機(別名モアー)を新車で購入すると約70万円15年使用できたとすると一年あたり約46,000円。そのほかに先ほど述べたメンテナンス代がついてくるので、コスト的には借りた方が断然安い

(農機具の減価償却は7年だろ!というツッコミはなしにしましょう。あれは税務処理上の方便で、零細農家の現金管理には役にたちません)


もちろんデメリットはたくさんあります。

使いたいときに使えるかはわからないし、掃除して返さないといけないし、一度にすべての畑を草刈りするわけですが、畑によって草の伸び方や管理作業に入る時期は違うので、一律同じ時期に刈るというのは非効率でもあります。


うちの草刈り機は中古で買って10年ほどたち、だいぶガタがきていて酷使には耐えないので、主にこのレンタル機を利用していたいました。


ところがこの自前の機械がいよいよリタイヤになってしまいました。

たとえレンタルをメインに使っていても、自分の機械がないのはかなり不便


中古を買ってもそこそこ動くものなら30万円。15年使ったとして(フル稼働ではないのでこのくらいもつとして)一年あたり2万円。

レンタル代と合わせるとそこそこの金額になってしまいます。


適切な時期に自由に草刈りできるメリットを考えると、新車を買うべきなのでは・・・

と悩んで、結局買ってしまいました。


不勉強にして知らなかったのですが、乗用草刈り機の販売元のうち、オーレック・イセキ・共立の3つは、いずれもオーレックの車体を使っているそうです(オーレックは福岡を拠点にする国内メーカーです)。OEMってやつですね。日産の得意な。


ところがオーレック・イセキのエンジンはkawasaki、共立のエンジンはブリックスというアメリカ製だそうです。


なぜ共立がアメリカ製のエンジンを使っているのか、それは大人の事情のようです。

kawasakiのバイクを持っていた(あまり乗ってなかった!)私としてはkawasakiエンジンを推したいところです。

posted by 農天気 at 20:00| Comment(0) | よもやま話