2021年03月06日

大臣のお墨付き

JRA(日本中央競馬会)の持続化給付金の不正受給が発覚しました。ほぼ全員が返還もしくは返還手続き中です。


しかし、農業生産者の需給はどうやら「不正」ではないらしいです。

知らなかったのですが(こればっかり)、江藤元農林大臣が農家は受給資格があると何度も答弁しているのですね。


「特にこの持続化給付金につきましては、ほぼほぼ全ての農業者の方々が、農林水産業に係る所得を申告しておられる方々、全ての方々が対象になると理解しております


例えば、農林水産の場合は、農繁期である時期と農繁期でない時期があって1年をならして12で割って、そして、来年の1月15日が持続化給付金の締め切りですから、その中で、所得の、売上げの低かった月と比較すればいいという極めて柔軟な対応を農林水産分野ではできるということになります」


国が不正を推奨しているようにしか読めませんが・・・・

税金使って票田のご機嫌取りか・・?


なるほど、これならみんな堂々と申請できるわけです。

確定申告後の一斉摘発を期待しましたが望み薄ですね。

「全ての方々が対象になる」とか言われても、やはり良心がとがめて申請しない人も大勢いるでしょうから、「正直者がバカをみる」構図は変わりません。


特別定額給付金もそうですが、直接的に金をばらまけば、支持率は上がります。アベノマスクやらなんやら失態続きだった安倍政権の支持率がそこそこ維持されていたのもこれが大きかったのではないかと思っています。


農家の給付金受給を支持しているのは日本共産党や農民連も一緒で、いずれも「私たちはあなたの味方だよ」と他人のお金を使ってすり寄っているように見えてしまうのは私がひねくれているからでしょうか。

posted by 農天気 at 22:23| Comment(0) | よもやま話

2021年02月27日

スーパーサイヤ人現る!

「除草剤効かない外来種定着か」(信濃毎日新聞2月23日)

という記事がありました。


オオホナガアオゲイトウという雑草で、除草剤が効かなくなったものが国内三か所の港で確認されたそうです。


どのタイプの除草剤が効かないのかの記述はありません。しかし、「米国では2000年代、主要な除草剤の一つ「グリホサート」の働きを弱めるよう遺伝子が変化したタイプが見つかり」という一文があるので、この国内の種もグリホサートが効かなかったのかと推測しています。


「グリホサート」は世界でもっとも使われていてかつ悪名も高い「ラウンドアップ」の主成分で、ジェネリック農薬も多数販売されています。


大量に使われているから、耐性を獲得した種も生まれやすいと思います。これが国内で初めての確認というのがむしろ意外でした。殺ダニ剤は抵抗性が発達しやすいので、新薬開発とのいたちごっこですが、ジェネリックが出回るほど長く使い続けられるということは、除草剤は耐性が発達しにくいみたいです。


ちょっと気になったのは「遺伝子が変化した」という表現です。

薬剤耐性(殺虫剤に対しては抵抗性)とは、その薬を浴びた虫・病原菌・草がスーパーサイヤ人のように復活して獲得するものではありません(スーパーサイヤ人は、瀕死の状態まで痛めつけられてから回復すると、それ以前よりはるかに強くなる※筆者注)。

もともとそういう遺伝子を持っている個体が生き残って、それが増殖することでやがてその種全体が耐性を持つのです。


このあたりの桃やりんご栽培は除草剤への依存度が相対的に低いです。ほとんどの生産者が、雑草を「抜く」より「刈る」ことにより管理しているので、除草剤が使わなくともなんとかなるからです。


しかし、除草剤に頼らないと経営上、とても厳しい状況に追い込まれる作物もあるでしょうから、今後どうなっていくか気になりますね。





posted by 農天気 at 21:34| Comment(0) | よもやま話

2021年02月20日

ニュータイプトマト見参!

「ゲノム編集」によってつくられたトマトの販売が日本で初めて承認されたそうです。


昨年末のことですが、またしても知らなかった・・


毎朝、新聞に目を通しているし、ヤフーニュースもチェックしてるのに・・・見逃したのかな?


テレビ報道はされたのでしょうか。

ググってみたら、ニュースサイトや専門機関の解説サイトはたくさん出てくるけど、一般人のブログやサイトは見当たらないので、報道は小さめだったのでしょう。

うん、そうに違いない。


だって一般に広く知られてたら、もっと騒ぎになってもおかしくないですか?

日本人は「遺伝子組み換え食品」へのアレルギーが大きいですから。


ただ、「ゲノム編集」は「遺伝子組み換え」とは区別されています。


私がとても簡単に理解したところによると、「遺伝子組み換え」は「その種がもともと持っていない遺伝子を組み込むこと」で、「ゲノム編集」は「その種の持っている遺伝子を変化させる」ということです。


自然界における「突然変異」と同様の反応だそうです。

自然に起こりうることを人工的に起こしているだけなので、安全性に問題はないと考えられています。


江面さんという大学教授が開発を進めたそうです。生産者には「ゲノム編集」であることをはっきり示して販売してほしいと言っています。


「ゲノム編集」は「遺伝子組み換え」と違って、表示の義務はないそうですが、それでも新技術についてみんなに理解してもらおうと、積極的に情報開示すると言います。


反発を恐れて政策を本音で訴えず、国民の耳当たりのよいことばかり言って丸めこもうとする政治家に見習ってほしいものです。




posted by 農天気 at 21:38| Comment(0) | よもやま話