2020年10月05日

農業のスケール

うお!また先週更新し忘れた!


最近、たるんでますね。いかんいかん。



えー日本ではどのくらいの面積でりんごが栽培されているか


といいますと、


主産地の11道県で32,633ha(ヘクタール)。


よくある「東京ドーム何個分」だと、8,200個分


琵琶湖の面積の7割くらいです。



今は稲刈りの時期。


周囲に田んぼのない環境にいたときは考えもしなかったけど、10アール(1haの10分の1、1000u)で採れるコメは約600kg。現在の日本で一人が年間に食べるコメは約60kg10アールで養える日本人は10人なんですね。


そうすると1億2千万人の日本人を食わせるにはその10アールの田んぼが1200万枚必要ってこと。日本が工業立国になって久しいですが、そんな日本でもまだそれだけの田んぼでコメを作ってるのかと思うと、いかに農業が広いスペースを要する産業があらためて実感します。

posted by 農天気 at 18:56| Comment(0) | よもやま話

2020年09月26日

梨の不遇

ぶどうのシャインマスカット、よく売れているようです。


先日、通りかかった小布施の直売所で、一房1000円、2000円の高級ぶどうがバンバン売れていました。新聞でもそのフィーバーぶりが取り上げられていたし、初めて知ったけど、シャインを掛け合わせたもっと大きなぶどうも売ってました。雄宝とかいう。


この人気はまだ収まりそうにありません。


一方でこちらも新聞記事ですが、長野県内の梨の生産量が減少の一途だとか。植えてから収穫量が増えてくるまでに時間がかかることや、売値が安くなったことなどが理由ですが、もうひとつは、「加工品への活用がしにくい」ことで生産者から敬遠されているそうです。


たしかに、「梨ジュース」だとか「梨ジャム」とか見かけませんね。「洋ナシのタルト」はあるけど、和梨はパイとかもほとんどありません。「焼肉のたれ」に入っていることは

ありますが、そんなに多くない。


そのまま食べると美味しいのに、加工品には向かないものってありますよね。スイカとか梨とか、干し柿を除けば柿も加工品は少ない。柿が加工できないのは、加熱すると甘みがまた渋みに戻ってしまうかららしいですが。


どんなに丹精しても生食ではほとんど売れない不出来な果実というのは出てしまうもので、捨てるのも大変。産廃ではないので、畑に捨てても構わないのですが、量が多くなれば景観や臭いの問題もあって簡単ではありません。


ところで私たちが言う「加工」とは大きく2種類に分かれます(と私は思っている)。


ひとつは加工業者にジュースやジャム用途として買い取ってもらうケース。Kg当たり15〜30円くらいです。これは売りっぱなしで、加工品は手元に来ません。安いですが、引き取ってもらえるだけでもありがたい、というのが実情です。


もうひとつは自分で販売する商品に加工すること。業者に委託するか自分で加工するかの別はありますが、加工品を相応の価格で販売すれば、生食では売れない果実が高付加価値商品として生まれ変わります。売れ残りのリスクや販売労力との兼ね合いはありますが、実際これで稼いでいる人は結構います。


梨の場合、ひとつめの業者仕入れがあるのかどうか知りませんが、単価は安いでしょうし、自分で販売できる商品がきわめて限られるというのはかなり不利なのは間違いありませ

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2020年09月19日

今のうちに用心・・

先週はお休みしました。失礼しました。



果実の盗難は以前から農家を悩ませてきました。


聞いた話では、さくらんぼ農家はビニールハウスの入り口にあえて施錠をしないそうです。ビニールですからその気になれば簡単に破いて入ることができます。どうせ盗まれるならハウスの損害は避けたいということです。悲しすぎますね。


今年は盗難のニュースを例年以上に耳にします。高級果実の代名詞となったシャインマスカットをはじめ、栃木県では梨が3.6tも盗まれたとか。

出来心で数個奪っていくならまだしも販売目的で大量に強奪するのは許せんことです。


スーパーでも本屋でも万引きの被害は大きいそうですが、仕入れ販売ならまだお金のことだけですが、自ら何か月も手をかけてきたものが、いよいよ収穫という時期に奪われる悔しさは想像できます。被害農家が言っていた「はらわたが煮えくり返るような思い」というのは大げさではないでしょう。


私たちの地域では大規模な窃盗はまだありませんが、狙われるのは時間の問題です。


今の内に効果的な防犯策を・・・


センサーライトやアラームでビビッて逃げて行ってくれるなら話は早いのですが、本気で来る相手には無意味でしょう。


某農業資材店で実演されていたのは、センサーで不審者を感知すると、アラーム音が鳴り、「不審者を感知しました!セキュリティーセンターに通報します!」とか叫んでくれるものですが、通報がウソだってのは・・・バレますよね。


生産者が交代で夜に見回りをするという取り組みは各地でやっているそうですが、21時、22時に見回ったところでそんな時間に窃盗犯が来るはずはありません。深夜2時、3時ですよね、きっと。


そうなると自分たちでは難しいから、専門のガードマンをみんなで雇って・・というのも一案かも。


防犯カメラで録画しても犯人が追跡できるかは疑問。


センサーで感知してそれを通知してくれるのがもっとも良いのですが、今のところそういうシステムは一般販売されていないようです。スマホみたいのとセンサーを組み合わせて、感知したらこっちのスマホに通知する・・というのは技術的にはそれほど難しくはないはずですが・・誰か開発してくれないかな?

posted by 農天気 at 22:01| Comment(0) | よもやま話