2020年06月20日

持続化給付金

持続化給付金は私には縁のないものと思い込んでいました。


収入が前年同月比50%以上減であることが申請条件ですが、この3〜5月の収入はいずれにしてもゼロだから(収穫物がない)、減りようがないわけです。


ところがどっこい!


農業者への持続化給付金には重大な矛盾があるようです。


まず農家の月収をどう算出するのかというと、年収を12か月で割ります。


例えば年収(売上。所得ではない)が1200万の場合、月の収入は100万円になります。


農業経営では、先月の収入はゼロだけど、今月は300万とかいう例はままあります

収穫期間が限られる果樹栽培もそれにあたります。


例えばこういうケース。

ある年収1200万円のりんご農家では、貯蔵して春まで持ち越しているりんごや加工品がないので、5月の収入はありません。

ところが前年5月の収入は100万円と算出できるので、前年比50%以下どころか100%減です。

うーむ、美味しい・・・


バレれば不正受給ですが、理屈ではありえます。


一方でイチゴ農家が例年、5月に500万円稼いでいるとします。

でも年収が1200万なら前年の5月の収入は100万円。

今年5月の収入が例年の60%減の200万円だったとしても、前年同月の収入の倍も稼いでいることになってしまいます。


当然、自粛期間中に収穫期を迎える生産者の方が損失は大きいはずなのに、この制度では逆になってしまうのです。


どうやって実際に即した対応をしていくのでしょうかね。


りんご農家でもなんとかしてこの給付金にありつこうと画策する人たちがいるかも・・



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2020年06月13日

魔女の雑草

魔女の雑草」って知ってますか?


私、初めて知りました。


農作物の養分を吸い取る寄生生物「ストライガ」


100年ほど前からアフリカに広がり、その被害面積は日本の面積の1.4倍(!)。損害額は年間1兆円超(!!)


このストライガは1株に20万個の種(!!!)を付けるそうで、人力による除去は事実上不可能!


しかし、ここに秘策が!


ストライガの種は作物の根が近くに伸びてくると発芽し、根に取り付いて寄生し、養分を奪って作物を枯らしてしまいます。だから、作物が近くにない状態で強制的に発芽させてしまえば枯らすことができるのです。


この種を目覚めさせるホルモンの働きをまねた薬剤を名古屋大の准教授のチームが開発したそうです。


まだ試験段階ですが、順調にいけば日本生まれの除草技術がアフリカ諸国を救うかもしれない!誇らしいことです。


こちらの准教授が言うには、「琵琶湖の水に小さじ1杯ほどの低濃度で効果があった」そうです。

琵琶湖の水って・・・調べてみるとその水量、実に27.5兆リットル!

それに小さじ1杯で効果がある・・?

スケールが大きいというか小さいというべきか、神秘的でさえあります。


「そんな少量で効果のあるような毒がもし大量に流れだしたら・・!」

なんて声が聞こえてきそうです。

でも作用の仕組みが特殊であるなら「少量で効果があること」と「毒性が高いこと」はイコールではありません。最近の農薬にはそういうものが多いんですね。


しかし、農地での使用を前提に開発されているのだからこれも「農薬」だと思いますが、この記事には「農薬」「除草剤」の文字は一度も出てきません。

左系マスコミは基本的に「反農薬」のスタンスを取っていることが多いので、「嬉しいニュース」は農薬と切り離したかったのか、あるいは読者の農薬・除草剤アレルギーに配慮したのか。また下衆の勘繰りでしょうかね。


参考:信濃毎日新聞6月8日

posted by 農天気 at 21:27| Comment(0) | よもやま話

2020年06月06日

出だしからつまづく

県内果実が不作の傾向?


信濃毎日新聞6月4日の記事「千曲のアンズ、今季不作か」。


3月下旬に開花した後、季節外れの積雪や凍霜害をくらって花が傷んだ影響だそうです。

出荷量は例年の半分くらいになるのではないかとの予想もあります。


3月下旬から4月にかけて暖冬に仕返しするような積雪や低温が続いて、この時期開花を迎えた果実はダメージが大きいようです。


りんごは5月上旬の開花でしたが、それ以前の蕾の段階で凍害を受けて花が一部欠損しました。


また開花期間中は霜こそ降りませんでしたが、天候が思わしくなく受粉環境がよくなかったようで、結実不良の園地も見られます。


寒いとハチがサボるんですね。


それに気温が低く推移すると、花がだらだら咲くので、人工授粉がやりづらいという側面もあります。


当園ではある畑で、ほぼ中心花が欠落していました。


りんごも、桃ほどではありませんが、花の満開時はきれいです。


でもその畑はショボかった・・・


早くも戦力外通告。なるべく手間をかけずに採れる分だけ採って来年に期待したいところです。


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